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新庄剛志“監督”ついに誕生 日ハムが発表

2021年10月29日 14:08
新庄剛志“監督”ついに誕生 日ハムが発表

プロ野球の日本ハムは29日、新庄剛志氏(49)の監督就任を発表しました。

2006年に日本ハムで現役を引退した新庄氏。1990年に阪神タイガースでプロ生活をスタートさせ、2000年12月には、日本人初の野手FA選手として米・メジャーリーグへ挑戦しました。

2001年から3シーズンにわたり、ニューヨーク・メッツなどで活躍。日本人初のメジャー4番、日本人初の満塁本塁打、日本人初のワールドシリーズ出場など、多くの人々の記憶に残るプレーでファンをわかせました。

2004年からは日本球界に復帰。北海道日本ハムファイターズでは数々のパフォーマンス、コメント、プレーでファンを魅了しました。

そして、球団が44年ぶりに日本一となった2006年10月、33歳で現役を引退。引退後はインドネシアを拠点に活動し、SNSなどで常に話題を提供してきました。

去年12月には、現役復帰を目指し、プロ野球トライアウトに参加。持ち前の勝負強さでタイムリーを放つなど存在感をアピールしましたが、各球団からオファーはなく“現役復帰”はかないませんでした。

それでも自身のSNSには、「1%の可能性を信じてやって来たが、今日0%になりただただ悔しいし、情けない。しかしいくつになっても挑戦した自分に悔いはなし!」と投稿していました。

10月18日のツイッターでは、「日本に戻ってきた理由がここにある」と投稿。日ハムの監督就任が内定したなどとの一部の報道に、26日には「慌てない 慌てない ひと休み ひと休み」と意味深な投稿をしていました。

そして、29日、球団から正式に監督就任が発表され、ついに誕生した「新庄剛志新監督」。野球選手の常識を超えたエンターテイナーが、古巣の新監督として2006年以来の球界復帰となりました。

監督となった“新庄劇場”が始まります。

【新庄氏の主な経歴】
生年月日:1972年1月28日
出身地:福岡県
◇西日本短期大学付属高校卒業
◇阪神タイガース 1990年~2000年
◇ニューヨーク・メッツ 2001年
◇サンフランシスコ・ジャイアンツ 2002年
◇ニューヨーク・メッツ 2003年
◇北海道日本ハムファイターズ 2004年~2006年

写真:アフロ
※20年10月のイベントで撮影されたもの