名古屋がクラブ史上初のルヴァン杯優勝
◇JリーグYBCルヴァンカップ 決勝
名古屋グランパス2-0セレッソ大阪(30日、埼玉スタジアム2OO2)
大会初優勝を狙う名古屋と、4年ぶりの優勝を狙うC大阪とのルヴァン杯決勝戦。両チームは今月27日の天皇杯準々決勝でも対戦し、C大阪が3-0で名古屋を下しています。
試合序盤は天皇杯の雪辱を誓う名古屋ペース。右サイドからの鋭いクロスに柿谷曜一朗選手がオーバーヘッドで合わせるなど、攻守にわたって名古屋が主導権を握ります。
そして0-0の後半2分、相馬勇紀選手の左のコーナーキックをヘディングで押し込んだのは前田直輝選手。前半から試合を優位に進めた名古屋が先制します。さらに後半34分、左サイドでボールを奪い、縦に速い攻撃でゴールに迫ると最後は稲垣祥選手。キーパーが弾いたこぼれ球をしっかり押し込み、名古屋が追加点を奪います。
その後も自慢の堅守でC大阪の攻撃を守り切った名古屋、悲願のルヴァン杯初優勝を飾りました。
今大会4ゴールを決め、大会MVPに輝いた稲垣選手は「タイトルがかかった大一番での得点は今季で一番価値のあるゴール。打つ瞬間は冷静に、いいこぼれ球だったのでしっかり決めようと思った」と喜びをかみしめました。
写真:日刊スポーツ/アフロ