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“ビッグボス”新庄新監督が就任会見

2021年11月4日 15:57
“ビッグボス”新庄新監督が就任会見

プロ野球日本ハム来季の新監督、新庄剛志さん(49)が4日、就任会見を行いました。

以下、報道陣との主なやりとり

――率直な心境は?

正直、自分が一番びっくりしています。はい、僕でいいのかなという思いの半面、僕しかいないなと。日本ハムも変えていきますし、僕がプロ野球を変えていきたいなという気持ちで帰ってきました。

――監督オファーはいつ頃、はじめて聞いてどう思った?

あのですね、2年前、僕が48歳でトライアウトをうけるという発言をして、1年間海外でトレーニングをしました。トライアウト前に日本ハム球団の方から、「新庄剛志さんお元気ですか?トライアウト頑張ってください。いつかまた会える日を楽しみにしています」と来たんですよ、1通のメールが。

よしよし、選手に戻れると。そのオファーだなと思いトライアウトをうけました。6日間しか待たないと、6日間こなかったら野球を辞めると。

5日目たち6日目たち、こない。あら!?おかしいじゃないかと。そこで選手は復帰できなかったけど、あの1通のメールは必ず何かあると自分で勝手に信じて1年間12球団、2軍選手のプレーを自分で勝手に勉強して、こういう姿は必ず誰か見てくれている。

それを信じて10月12日に、なんと僕が描いていた監督の話をいただいて、もう自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだという、本当にやってきてよかったなという気持ちですね。

――オファーの理由や期待していることは何と伝えられた?

優勝なんか一切目指しません、僕は。優勝、高い目標を持ちすぎると選手はうまくいかないと僕は思っているんですよ。1日1日地味な練習を積み重ねてシーズンを迎えて、それで何気ない試合、何気ない1日を過ごして勝ちました。

勝った勝った勝った勝った、それで9月あたりに優勝争いをしていたら、さぁ!優勝を目指そうと、そこの気合いの入り方が違うと思うので、そういうチームにしていきたいと、優勝なんかは目指しません。

――相談したかたは?

相談は僕するタイプじゃないので、僕の人生は相談する人なんかいません。相談する人は自分自身なので、即行動に移します。自分で決めます。

――オファー来てから決めるまで

1秒、1秒!お願いします!やります!すぐですよ!当然でしょ!だって1年間それを目指してやってきたんですから。

――1番の決め手は?

いやいや監督になりたい。やっぱりバリで生活していて日本ハムの調子が上がっていない3年間を見たときに「俺の出番だろう」という気持ちで過ごしていました。

――監督の存在

イメージ的には堅い、まじめな顔して腕組んでやっているようなイメージなんですけど、これからは僕が監督像というものを変えていきます。

――今、思い描いていること

これから1年目ですし、どういうふうになるかわからないですけど、やっていくうちに僕がやることに対して全国のみんなが僕の監督像というものを作ってくれると思うので、それを期待したいですね。

――名刺には「ビッグボス新庄」と書かれていた

監督ってみんな呼ばないでください。ビッグボス!ビッグボス!でお願いします。ビッグボス!が好きなんですよ。新庄監督とか僕いらないですね。監督っぽいじゃないですか。ビッグボスでお願いします。

――その理由は?

インドネシア・バリ島で「ビッグボス」と呼ばれていたので、それで。僕の人生なんてそんなものなんですよ。その時その時で(頭の中の)コンピュータでこうしたいと突き進んでいるだけなので。小学校3年生が中学生になったくらいですかね。

――引退から15年、この間の野球との関わり

まったくないです。引退して野球を見ることはほとんどなかったですね。だからある意味、今のプロ野球、若い子が時代が時代がって、なんか時代に逃げている感じがするんですよね僕は。

だからいい意味でも悪い意味でも16年間向こうにいて時代をわかっていないので、新庄剛志らしくどんどん、どんどん時代の怖さなんか関係なく突き進んでいけたらいいなと思っています。

――トライアウト受験から野球と接近、どんな変化が?

もちろん選手にもなりたかったんですけど、最終的な目標はここだったんですよ。野球が大好きで、やっぱり僕は野球が好きなんだなと。とりあえず話題性というか、真剣に受けにいったんですよ。

でも最終的な目標はトライアウトで皆さんに注目をしてもらいファンを集め、その次の年に監督になれたら、そのファンたちが流れてきてくれたら最高だなという気持ちでトライアウトはうけました。