岡澤&坪井が決勝進出 日本史上初の快挙
◆ボクシング世界選手権(現地4日・セルビア)
ウエルター級の岡澤セオン選手(25)と、バンタム級の坪井智也選手(25)がそろって決勝進出。世界選手権において複数階級での決勝進出は、日本史上初の快挙となりました。
東京五輪では2回戦敗退となり、再起をかける岡澤選手は、ウエルター級準決勝でA・ツスポフ選手(カザフスタン)と対戦しました。
序盤から軽快なフットワークで相手に的を絞らせなかった岡澤選手。ボディーへのパンチを立て続けに決めるなど4-1で勝利しました。
岡澤選手は試合後「内容はいろいろあるけど、まず勝つことができて本当に良かった。いろんな人が応援してくれていると感じていたので、結果を届けられて本当にうれしい」と感謝の思いを口にしました。
また、5日に行われる決勝に向けては「坪井は金メダルを取ると思うので、僕がついていけるか、みなさん楽しみにしていてください」と決意を語りました。
その坪井選手はバンタム級準決勝でB・ベナマ選手(フランス)と対戦。終始積極的な姿勢を崩さず4-1で勝利しました。決勝に向けては「あまり気負わず、また楽しんで決勝戦も迎えられたら」と話しました。
日本選手が決勝に進出するのは2011年の村田諒太選手以来で、複数階級での決勝進出は日本史上初の快挙となりました。
写真:アフロ
※(左)岡澤選手、(右)坪井選手