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文田健一郎 試合前に左胸を押さえる理由 「3年前と同じ過ちを繰り返さない」雪辱の金メダルへ

2024年8月6日 15:32
文田健一郎 試合前に左胸を押さえる理由 「3年前と同じ過ちを繰り返さない」雪辱の金メダルへ
文田健一郎選手(写真:AP/アフロ)
◇パリオリンピック2024 レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級 準決勝(大会11日目=現地時間5日、シャンドマルス・アリーナ)

東京オリンピックの銀メダリスト文田健一郎選手が決勝進出を決め2大会連続となるメダルを確定させました。

準決勝の試合後には「東京五輪が終わってから、この3年間何が足りなかったのかを考えてきて、それがちょっと実を結んで自分のものにできているかなと感じています」東京五輪からの3年間を思いながら語ると、試合中に“文田コール”については「文田なのかシャルシェンベコフなのかは分からなかったんですけど、声援は全部自分のものだと思って、東京の時に味わえなかった大声援をいっぱいに受けて戦うことができました」と語りました。

文田選手は選手登場の際、左胸の日の丸が着いている部分を押さえる仕草が見られましたが、この理由について「日本を背負ってというか、日頃声をかけてくださる方の応援をここにしまおうと決めているので、その人たちの応援を力を借りて戦いました」と話しました。

日本時間7日午前1時15分から、中国の曹利国選手との決勝を控えますが、「3年前もここまで来て、あと一歩でダメだったので、今回は3年前と同じ過ちを繰り返さないように最後までしっかり自分のレスリングを貫きたいと思います」と意気込みました。