【W杯】日本初のベスト8ならず、番狂わせのアジア勢は全滅 クロアチアとブラジルが準々決勝で激突
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)
現地5日に行われた決勝トーナメント1回戦2試合で、クロアチアとブラジルが勝利し、ベスト8に駒を進めました。
グループE首位の日本はグループF2位・前回大会準優勝のクロアチアと対戦。
日本は前半43分、堂安律選手のクロスを吉田麻也選手折り返し、ゴール前にいた前田大然選手が流し込みゴール。今大会初の先制点を挙げます。
しかし後半10分、クロアチアのロブレン選手のクロスをペリシッチ選手が頭で合わせ、日本は同点に追いつかれると、その後延長戦でも決着はつかず、勝負はPK戦に。
日本は1番手の南野拓実選手、2番手の三笘薫選手ともにクロアチアのGKリバコビッチ選手の好セーブに阻まれます。3番手の浅野拓磨選手はゴールを決めましたが、4番手の吉田麻也選手は相手にコースを読まれ失敗。
日本は1-1(1PK3)で史上初のベスト8入りを逃しました。
グループG首位のブラジルはグループH2位の韓国と対戦。
試合は序盤から“サッカー大国”ブラジルのペースとなります。前半7分、ブラジルのヴィニシウス選手が先制点を挙げます。その6分後にはPKを獲得すると、ネイマール選手が落ち着いて決め、今大会初得点をマークします。
さらに前半29分、ブラジルはリシャルリソン選手、マルキーニョス選手、カゼミーロ選手の絶妙なパスワークから、最後はリシャルリソン選手が決め3点目。
さらに前半36分にルーカス・パケタ選手がダメ押しのボレーシュートを決め、ブラジルが4-1で勝利を収めました。
現地9日に対戦することとなったクロアチアとブラジル。両チームのW杯での対戦は14年ブラジル大会ぶりで、そのときはネイマール選手の2得点など、3-1でブラジルが勝利しています。
また、GS突破はならなかったもののサウジアラビアは強豪アルゼンチンに大金星。GS突破した3か国、ドイツとスペインを倒した日本、FIFAランキング9位のポルトガルを破った韓国、FIFAランキング10位のデンマークに勝利したオーストラリアと番狂わせを起こしたアジア勢でしたが、ベスト16の壁に阻まれました。