サッカー日本代表 欧州組が24時間機内に
日本サッカー協会は10日、日本代表28選手全員が無事にベトナム・ハノイ入りしたと発表。吉田麻也選手ら11人を乗せたチャーター機がロシアで足止めを食うなど、予定を大幅に遅れての到着となりました。
9日午前に到着予定の選手らがベトナムに到着したのは9日午後10時を過ぎてから。
原因はロシアでの給油トラブル。
吉田選手はベトナム到着後に取材に応じ、ロシアで9時間から10時間ほど、機内に留め置かれていたことを明かしました。
「(ベトナムへの飛行時間も合わせて)24時間くらい機内にいた。(ロシアで)出たいって言ったんですが、ビザがないので、降りられないということで機内に残りました」
チャーター機に乗っていたのは吉田選手の他にヨーロッパでプレーする南野拓実選手、古橋亨梧選手、冨安健洋選手ら11人。
機内ではストレッチをしたり、意見交換をしたりして、時間をつぶしたということです。
「いろんなハプニングも想定していたんで、ある程度、うまくいかないかなと。想像以上ではあったが、ある意味想定内」と笑ってみせた吉田選手。
「いい経験だった。若い選手にとっては確実にいい経験になる。とはいえ、あした勝たないといい経験とは言えないので、必ず勝ちたい」とベトナム戦に向けて気持ちを引き締めました。
「ベトナムも決して悪いチームではない。アジリティが高く、テクニカルも高い選手が多い。試合の入りは十分に気をつけないといけない」
また、初めて代表に選出された三笘薫選手も取材に応じ、「うれしい気持ちと責任感も感じている。どんなプレーでも日本の勝利に貢献できれば。しっかりとチームの力になりたい」と意気込みました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ