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「津屋ってる」プレーも…三遠4連敗

2021年11月11日 0:09
「津屋ってる」プレーも…三遠4連敗

◇Bリーグ第7節 三遠ネオフェニックス79-92信州ブレイブウォリアーズ(10日、愛知・豊橋)

直近3試合で黒星を喫し、11月唯一のホーム戦を勝利で飾りたい三遠は信州と対戦。

注目は新人王候補、ルーキーながら副キャプテンを務める津屋一球(かずま・23)選手。津屋選手は生まれつきの難聴で両耳に補聴器をつけています。聴覚障害者によるバスケットボール「デフバスケ」の日本代表としても活躍し、190センチの長身を生かした正確なスリーポイントシュートとチームメートの意図をくみ取る献身的なプレーは「津屋ってる」とファンから称賛を集めます。

第1Q、三遠は平均失点数リーグ最少を誇る信州の堅い守りに阻まれ、最大15点のリードを許します。

10-19で迎えた第2Q、開始13秒で津屋選手が3ポイントシュートを決めます。続くプレーで味方がスチールに成功すると、津屋選手はすかさずゴール下に走り込み、レイアップシュートで連続得点。「津屋ってる」プレーから流れをつかんだ三遠が、次々とシュートを沈め、35-37と、2点差に詰め寄ります。

第3Q序盤、三遠はフィリピン出身のエース、サーディ・ラベナ選手が立て続けに8得点を奪います。さらに、津屋選手もこの日2本目の3ポイントシュート。そして残り32秒で、今季新加入の津山尚大(しょうた)選手が3ポイントシュートを沈め、61-60と逆転に成功します。

ホーム戦勝利へ逃げ切りたい三遠でしたが、第4Qで信州の岡田侑大選手に3本の3ポイントシュートを決められるなど、終盤で勢いを失い、最終Qで30失点。79-92で4連敗となりました。