カヌー羽根田卓也 五輪後初の実戦で圧勝
◇日本カヌースラローム選手権(13日、カヌー・スラロームセンター、東京・江戸川区)
東京五輪10位の羽根田卓也選手が五輪後初の実戦となる日本カヌースラローム選手権で優勝を飾りました。
東京五輪を終え、約1か月休養した羽根田選手。休養後はランニングなどを中心に調整し、流れのあるコースを下るのはこの大会が五輪後初でした。
予選ではゲートへの接触があったものの1位通過。そして決勝ではノーペナルティでこぎきり、83.61秒でフィニッシュ。2位に18秒06もの差をつける圧巻のレース運びで優勝を飾りました。
羽根田選手は「すごく気持ちよくこげた。準備不足の不安もあったが、五輪会場の素晴らしいコースが僕を歓迎してくれていると感じた」と振り返りました。
14日には同会場でNHK杯が行われ、羽根田選手も出場します。この大会について羽根田選手は「自分のこぎを見せて、カヌーの魅力を最大限お伝えできるように頑張りたい」と意気込みました。