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宇野昌磨 自己ベストで3年ぶりV

2021年11月13日 23:49
宇野昌磨 自己ベストで3年ぶりV

◇フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦 2021NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(12日~14日、東京・代々木第1体育館)

男子フリーが13日に行われ、ショートプログラム1位の宇野昌磨選手が187.57点をマーク。合計で自己ベストを更新する290.15点を叩き出し3年ぶり2度目の優勝を果たしました。

宇野選手は昨シーズン、4回転ジャンプが3種類(フリップ・サルコー・トーループ)でしたが、封印していた4回転ループを解禁。フリーでは4回転ジャンプ4種類5本の高難度な構成に挑戦します。

フリー曲「ボレロ」に乗せた演技は冒頭、4回転ループと4回転サルコーを立て続けに成功。その後の4回転トーループからダブルトーループのコンビネーションジャンプも着氷させます。

後半、4回転フリップがダブルフリップになるミスが出ますが、その後の4回転トーループは成功。5本の4回転ジャンプのうち、4本を成功させた宇野選手に、観客は立ち上がって拍手をおくりました。

フリーの結果は187.57点で、合計は自己ベストを更新する290.15点。2位におよそ30点差をつける圧巻の演技で、グランプリシリーズ3年ぶりの優勝を決めました。

宇野選手は優勝インタビューで「結果はすごくうれしいですけど、一刻も早く帰って今回見つかった課題を練習したいなと思っていますし、もっと難易度の高い構成をできるようにしたい」とコメント。

さらに今回の優勝で、グランプリファイナル出場が決定したことについて「数年間、表彰台にあがることさえもできないシーズンが続いていた。ようやくNHK杯を機に、僕が再び世界のトップで競い合う存在に戻ってこられたんだなと。皆さんにたくさんの心配をかけたり、支えてくださって今こうやって自分がいると思います。ありがとうございます。」と感謝の思いを伝えました。

そして北京五輪シーズンの決意を問われると、「僕はもっとうまくなりたいと思っています。決してこの大会の順位だったり、最近のようやくトップで戦えるようになった自分の実力にうぬぼれずに、もっともっと上を目指して走り続けたいと思っています」とさらなる活躍を誓いました。

写真:YUTAKA/アフロスポーツ

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