【赤星解説】新庄監督の練習法 その狙いは
野球解説者の赤星憲広さんが日本ハム・新庄剛志監督の秋季キャンプでの練習法について14日の「Going!Sports&News」で、「送球の意識付けはいい練習。今はとにかく日本ハムの選手たちに、いろんな意識付けをさせている」と話しました。
今月8日~10日の日程で沖縄・国頭村での秋季キャンプを視察した新庄監督。送球練習では自らワンボックスカーの屋根に乗りバットで送球の高さを示し、低く投げるよう意識付けさせる場面や、走塁練習では1塁と2塁の間に白い直線を引き、ランナーにまっすぐ走ることを意識付けさせるなど、様々な練習法を披露しました。
この練習法に赤星さんは「僕も現役時代、外野手だったので送球の高さの意識付けというのはすごくいい練習だと思う。今はとにかく日本ハムの選手たちに、いろんな意識付けをさせている」と語りました。
ブルペンでは捕手をベースの約1メートル手前に座らせ、投球練習を行わせた新庄監督。この練習の狙いについて赤星さんは「まずはコントロールの精度を上げること。この短い距離でしっかり正確に投げられないと、通常の位置に戻ったときにストライク入らないでしょということ。なのでまずはコントロール、そしてフォーム作りという意図があると思う」と解説しました。
さらに、走塁練習では紺田敏正コーチと会話し、何かを指示する新庄監督。すると、紺田コーチが1塁ベースから足13個分の位置に線を引きリードを取りました。この意図について赤星さんは「足13個分というのは、アンツーカーの切れ目(土と芝の切れ目)のところだと思う。ここを基準にしてリードを取ろうということ。そこから、大きくリードを取れる選手、取れない選手によってリードの距離を調整しようということだと思う」と見解を示しました。
実際に、足13個分のリードを測ってみた赤星さんは「投手からしたら、リードが大きい印象なのでは」と語っていました。
新庄監督の意識改革で日本ハムの選手たちがどう変わるのか、注目です。