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衝撃デビュー“怪物1年”佐々木が豪快HR

2021年11月20日 17:32
衝撃デビュー“怪物1年”佐々木が豪快HR

◇第52回明治神宮野球大会 高校の部1回戦 花巻東(岩手)6-3國學院大学久我山(東京)(20日、明治神宮野球場)

高校通算47本塁打を放っている花巻東の“怪物1年生”佐々木麟太郎選手が、全国大会デビュー戦初打席で豪快アーチを放ちました。

花巻東・佐々木洋監督を父に持つ佐々木選手は身長183センチ・体重117キロと高校生離れした体格の持ち主。秋の地区予選で左足のすねを疲労骨折していましたが、強行出場し今大会に出場しました。

その佐々木選手は3番・ファーストで先発出場すると、初回に第1打席を迎えます。相手の國學院大学久我山は左打ちの佐々木選手の引っ張りに備え、セカンドが1・2塁間の深い位置に、外野はレフトとセンターがライト側に寄り、ライトはフェンス手前まで下がる“佐々木シフト”を展開します。

それでも佐々木選手は甘く入った132キロのストレートを強振すると、打球は弾丸ライナーでライトの頭上を越えるとそのままスタンドへ。先制となる高校通算48本塁打目を放ちました。この一発に、およそ7000人の観客も大きな拍手を送りました。

第2打席は1-2と逆転された3回。1アウト2、3塁の場面でセンターへ同点の犠牲フライ。

第4打席は2-3と1点を追う7回、1アウト満塁のチャンス。低めのカーブをすくい上げセンターへこの試合2本目の犠牲フライ。同点に追いつくと、さらに後続のタイムリーでこの回チームは逆転に成功しました。

米・メジャーリーグでMVPを獲得した花巻東の先輩・大谷翔平選手が出場できなかったこの大会で、佐々木選手は1本塁打3打点の活躍。チームを2回戦に導きました。