抜群の制球力 奥川チームトップタイ8勝目
◇セ・リーグ ヤクルト4-0DeNA(28日、明治神宮野球場)
リーグ首位のヤクルトは2年目の奥川恭伸投手(20)が先発。6回無失点の好投を見せ、今季8勝目をあげました。
奥川投手は6月20日以降、6試合にわたってフォアボールなしという抜群の制球力で今季7勝をあげていますが、この日も安定した投球を見せます。
初回、2アウトからDeNAの3番・佐野恵太選手にツーベースを打たれランナーを背負うものの、4番・オースティン選手をフォークで内野ゴロに打ち取り、無失点の立ち上がりを見せます。
3回にはヤクルト・村上宗隆選手のエラーから2アウト3塁のピンチに。初回にヒットを打たれた佐野選手を迎えますが、ここもフォークで空振り三振を奪いピンチを脱します。
さらに4回、5回を三者凡退で抑えると、その裏には1アウト1・2塁からバスターでレフトへのヒットを放ち、満塁のチャンス演出。するとここでベテラン・青木宣親選手がレフトスタンドへの満塁ホームランを放ち、4-0とヤクルトが先制に成功します。
打線の援護を得た奥川選手は6回も無失点で切り抜け、6回84球無失点、4奪三振。この試合もフォアボールなしの好投で、7試合連続で与四球は「0」に。小川泰弘投手に並ぶ、チームトップの今シーズン8勝目をあげました。
降板後、奥川選手は「今日は調子は良くなかったですが、緩急を意識して中村(悠平)さんが良いリードをしてくれて野手の方に点をとっていただき助けてもらいました。悪いなりに何とか6イニング投げる事ができました」とコメントしました。