イチロー氏が今年も先生に 高校生を指導
日米通算4367安打を誇る元プロ野球選手のイチロー氏が29日、國學院久我山高校を訪れ野球部を指導しました。
午後3時頃、同校のグラウンドにサプライズ登場したイチロー氏。昨年、コロナ禍で十分な練習ができないなか、当時の2年生(現3年生)全員がイチロー氏へ“野球がうまくなりたい、強くなりたい”という思いを手紙にし送付しました。イチロー氏は「後輩のために一緒にプレーする機会を設けてほしい」という強い思いに応え今回、先生として同校を訪れることになりました。
「何ができるかできないかわからないけど、一緒に練習しましょう」と部員たちへ声をかけ始まったイチロー先生の特別授業。ウォーミングアップではバットスイングを披露したイチロー先生、部員たちはその姿にくぎ付けとなります。その後も、走塁や守備など身ぶり手ぶりを交え指導すると、イチロー先生の言葉を聞き逃すまいと部員たちも集中していました。
イチロー氏が高校生を指導するのは、昨年12月の智弁和歌山高校野球部以来2回目。その智弁和歌山高校は今夏の全国高校野球選手権で見事優勝を飾りました。
國學院久我山高校も今年の秋季東京都大会を制し、来春の選抜高校野球大会への出場が濃厚。こちらも、イチロー氏の指導効果で快進撃を見せてくれるのか、注目です。
※写真は昨年12月のもの
写真:日刊スポーツ/アフロ