鹿島ついに脱ブラジル!スイス人監督が就任
サッカーJリーグ・鹿島アントラーズは10日、来季の新監督に元スイス代表のレネ・ヴァイラー氏(48)が就任したことを発表しました。
ヴァイラー氏は、これまでニュルンベルク(ドイツ)、アンデルレヒト(ベルギー)など欧州クラブで監督を経験。16年~17年に率いたアンデルレヒト、19年~20年に率いたアル・アハリ(エジプト)、ともにリーグ優勝を果たし、年間最優秀監督賞を受賞しました。「鹿島アントラーズで指揮を執ることを楽しみにしています。ビッグクラブとともに成功することに最善を尽くします」とコメントしています。
鹿島は設立から30年、ジーコ氏を中心にクラブを築き上げ、国内最多20冠を誇る常勝軍団となりました。これまでブラジル人以外の外国人指導者が鹿島で指揮したことはなく、初の欧州国籍の監督となります。
伝統を築いた鹿島の誇りは“地味に強い”“なんだかんだで勝つ”といった勝利至上主義を体現してきた歴史。しかし、クラブ最長の5年連続国内無冠と結果を残せず苦しんでいます。クラブもサポーターも名門復活を目指す今、ブラジル路線ではなく欧州サッカーのトレンドを取り入れる決断をしました。
サポーターはSNSでブラジル路線から離れることへの不安、大きな方針転換への期待の声をあげています。またヴァイラー氏の甘いマスクに「イケメン!ハリウッドスターにいそう」など早くも風貌にも注目が集まっています。
写真:アフロ