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渋野日向子「怖かった」20位で出場権獲得

2021年12月13日 15:20
渋野日向子「怖かった」20位で出場権獲得

◇米女子ゴルフ・最終予選会(Qシリーズ)第2週最終日(現地12日・米アラバマ州)

来季の米女子ゴルフツアーの出場権をかけた最終予選会の最終日、渋野日向子選手が20位タイで出場権を獲得しました。また古江彩佳選手も7位で出場権を獲得しています。

前日7オーバーで、29位まで順位を下げていた渋野選手は、出だしの1番でボギーが先行します。

それでも、「どこかでギアを上げないとと思っていた中で、8番はいいところについてくれて、それが入ってくれた」と、8番パー4では、第2打をしっかり寄せてバーディー。続く9番でもバーディーを奪います。

その後、11番、12番でもこの日2度目の連続バーディー。13番パー3をボギーとしますが、続く14番パー4で第2打をピンそばにつけて、この日5つ目のバーディー。バウンスバックに成功しました。

渋野選手は、最終日を5バーディー、2ボギーで終えて、スコアを3つ伸ばし、通算10アンダーで20位タイに入りました。

最終予選会は、2週間で計8日間のラウンドを行い、45位タイまでの選手が来季ツアーの出場資格を獲得。上位であればあるほど、出場できる試合も増えるため、渋野選手は、目安とされる20位以内を目指していました。

ホールアウト後、渋野選手は「昨日(7日目)が悔しくて、最終日を迎えるのがすごく怖かったんですけど、何とかアンダーで回れたのでいい締め方ができたと思いますし、本当にいい経験ができた」と振り返りました。

さらに、「20位以内を目指していた。でも昨日の自分(7オーバー)と比べたら10打よくなったのでとりあえず一安心かな」と、安どの表情を浮かべました。

来季米ツアー参戦前のオフの過ごし方を聞かれると「どれだけ出られるか分からないですけど、たくさん準備をしないといけない。(オフは)準備をしながら家族とゆっくりしたりとか、実家のワンちゃんと遊んだりできたらいい」と笑顔で話しました。

一方、5位から出た古江彩佳選手は3バーディー、1ボギーの通算18アンダー。20位圏内から一度も落とすことなく、単独7位で来季の出場権を獲得しました。

古江選手はラウンド後、「安定したスコアで毎日回れたと思うので、よかった」とコメント。

そして、今年1年間を振り返り、「いい状態で終われたのは、すごくよかった。本当に1年が充実して、たくさん経験ができた1年だった」と笑顔で締めくくりました。



写真:日刊スポーツ/アフロ
※2021年11月撮影