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羽生結弦選手 超大技4回転アクセルを着氷

2021年12月23日 19:20
羽生結弦選手 超大技4回転アクセルを着氷

■羽生結弦選手 前人未踏の4回転半ジャンプ着氷「全うするのが僕の使命」

右足首のケガで、これまで今季の試合を欠場していた羽生結弦選手(27)。23日午後1時5分から行われた公式練習で、過去に成功例のない超大技の4回転半ジャンプ、「4回転アクセル」に挑戦しました。この日の練習では、1度転倒。しかしその後、回転は足りていないものの3回着氷しました。

羽生結弦選手
「まだ、自分の中では回転を10割でかけている状態ではないので、とにかく今日は、氷の感触を確かめながら、とりあえずこの氷でしっかり軸を作るということを試していました」

この日は、回転ではなく、軸を作ること重視したとした羽生選手。2018年の平昌五輪で連覇した後、4回転アクセルへの挑戦を明言していますが、その道のりは、簡単なものではありませんでした。

羽生結弦選手
「クリーンな判定ではないと思いますし、GOE(出来映え点)もプラス付かないかもしれないですけど、でも形として4回転アクセルにはなっているので、よくがんばったんじゃないって。4Aに向かって3年間、特にこの2年間ですかね、かなり練習をして向き合ってきたなかでこのくらいなので、だからもういいんじゃないって思う気持ちもあるんですけど、せっかくここまできたのになっていう思いと、疲れたなという思いと、いろいろぐちゃぐちゃになりながら、でも、やっぱり、僕だけのジャンプじゃないなと。跳ぶのは僕なんですけど、結局言い出したのも僕なんですけど、でも皆さんが、僕にしかできないといってくださるのであれば、それを全うするのが僕の使命なのかなと思います」

写真:松尾/アフロスポーツ