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渡部暁斗 金メダルまで0.6秒、銀メダルまでわずか0.2秒の激しいメダル争い

2022年2月16日 19:55
渡部暁斗 金メダルまで0.6秒、銀メダルまでわずか0.2秒の激しいメダル争い
左から渡部暁斗選手(銅)、イェンス ルーロス・オフテブロ選手(銀)、ヨルゲン・グローバク選手(金) (写真提供:OMEGA)
スキー・ノルディック複合の個人ラージヒルで、日本のエース渡部暁斗選手(33)が銅メダルを獲得。この競技で日本人初の五輪3大会連続のメダル獲得という快挙を達成しました。

ジャンプで5位につけ、トップと54秒差でクロスカントリースキーをスタートした渡部選手。2周目で先頭に立ちますが、ラスト1周で4位に。ラストスパートをかけて再び先頭に出るも、激しい首位争いの末、3位でフィニッシュしました。

ゴールラインをとらえた写真では1位との差が開いているように見えますが、その差はなんと0.6秒。2位との差はわずか0.2秒でした。トップアスリートにしかわからない、そのわずかな差。

レース後、渡部選手は「正直、なんであそこでもうちょっと頑張れなかったんだろうなって。思い返せば最後の数100メートルもうちょっと頑張ればよかったのに」と悔やみながらも、「走ってる最中は本当に精一杯でした」とベストを尽くしたと話しました。

エース渡部選手率いる日本チームは、17日に行われるノルディック複合団体に出場します。