◇プロ野球セ・リーグ　中日4×-3巨人(2日、バンテリンドーム)

巨人は中日とのカード初戦でサヨナラ負けを喫しました。

先発は昨季10勝を挙げた山崎伊織投手。5回まで危なげない投球を続け、2安打無失点に抑えます。

打線は3回まで無得点に終わりますが、4回、岡本和真選手や坂本勇人選手の連打などで、1アウト満塁のチャンスをつくります。ここで8番吉川尚輝選手がライトへの犠牲フライで先制すると、続く山崎投手がストレートをレフト前へ運び追加点。1番萩尾匡也選手も、センターへのタイムリーツーベースを放ちこの回3点を奪います。

流れをつかんだように見えましたが、山崎投手は6回、1番三好大倫選手にライトへの3ベースヒットを許すと、3番高橋周平選手のタイムリー内野安打で失点します。

さらに、7回にはノーアウト1塁3塁のピンチでは村松開人選手にセンターへの犠牲フライを許します。その後も、田中幹也選手にタイムリーを浴び同点。山崎投手は7回99球を投げ、被安打7、3失点でマウンドを降ります。

試合は3－3のまま延長戦へ。10回マウンドに上がったのはドラフト1位ルーキー西舘勇陽投手。3番高橋周平選手にヒットを許しますが、無失点で切り抜けます。

11回、中川皓太投手に代わると、打席にはこの回先頭の中日・細川成也選手を迎えます。その2球目でした。スライダーをとらえられると打球はレフトスタンドへ。阿部監督は公式戦で初めてのサヨナラ負けとなりました。