【箱根駅伝】「負けたことすら楽しんで」駿河台大・徳本監督を実況担当・蛯原アナが直撃
その箱根駅伝の実況担当23年目を迎えるのが、日本テレビの蛯原哲アナウンサー。5年連続で、先頭集団を実況する「1号車」を担当します。
11月20日、蛯原アナが取材に訪れたのは国立競技場で行われた10000m記録挑戦競技会。この大会には箱根駅伝に出場する選手が数多くエントリーしています。
するとトラックにいたのが駿河台大学の徳本一善監督。
徳本監督は2022年、駿河台大学を箱根駅伝初出場に導いた名監督です。しかし今回は予選会を突破できず、出場を逃しました。
その徳本監督に箱根駅伝への思いを聞くと。
――徳本監督
僕らがやっている事は、勝負事なのでこういう事はあるじゃないですか。大事なのは落ちた時にどうやって選手と向き合うかですね。箱根駅伝は人生が面白いとみんなが思える場所で、選手にもそう言っていますし、辛い事の方が多いですが、負けた事すら楽しんで勝負できればいいねって取り組んでいるので、来年は楽しみにしていて下さい。頑張ります!
――蛯原アナ
会いに来て良かったです。ちょっと泣きそうになりました。
――徳本監督
学生と触れあうのは面白いですね。僕らもエネルギーもらえるし。だからやりがいがあって、みんな辞めないんですよ。
今回の箱根駅伝には出場しない徳本監督ですが、話してくれた内容はとても価値のあるものだと蛯原アナは言います。
蛯原アナ「(駿河台大学は)箱根駅伝に出られなかったけど、落ちた事をみんな前向きにとらえて、人生もこういう事あるよと。今の話がいつか箱根駅伝に出た時、徳本監督はこんな事言っていたと実況できる。今回の箱根駅伝の為だけではなくて、人間と人間の付き合いだからね」