2012年ロンドン五輪・ボクシングミドル級で金メダルを獲得した村田諒太選手が引退会見を行いました。

引退生活でさみしさを感じたかという質問に対して、「さみしさは感じていない」と答えた村田選手。

「次のステップに向けて自分が磨きたいスキルを少しずつ勉強しながら過ごしていた。そのなかでまだボクシングがしたいと悩むこともあったが、意外と淡々と新しい勉強ができた。思ったより脱け殻ではなかった」とコメントしました。

またボクシング人生に悔いはあるかという質問に対しては「部分部分であればそういうことはいっぱい、数え切れないくらいある。でもそれを含めて、僕のボクシング人生を総括として考えるのであれば、悔いというものはない」とアスリートとしての競技生活を振り返りました。

村田選手はオリンピックで金メダルを獲得した後、2017年にWBAミドル級で世界王者に輝き、1995年の竹原慎二さん以来、22年ぶり2人目の快挙を成し遂げていました。