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代替出場の近江がベスト4進出 「エースである自分が安心感を与える」山田陽翔が10奪三振完投

2022年3月28日 16:00
代替出場の近江がベスト4進出 「エースである自分が安心感を与える」山田陽翔が10奪三振完投
選抜ベスト4進出の近江・山田陽翔選手 (写真:日刊スポーツ/アフロ)
第94回選抜高校野球大会準々決勝(28日、甲子園)近江(滋賀)6-1金光大阪(大阪)

大会開幕直前に同じ近畿勢の京都国際がコロナウイルスの集団感染で出場辞退したのを受け、急きょ代替出場した近江。

選抜としては滋賀県勢初のベスト4がかかる一戦で、最速148キロ右腕のエースで4番を務める山田陽翔選手が活躍しました。

ピッチャーとしては初回から二者連続三振を奪うなど好調な立ち上がりを見せます。

そして打撃では1回裏に2アウトランナー2塁のチャンスで、4番の山田選手に打席が回ってきます。

打球はショートに転がり、山田選手が快足を生かして内野安打に。エラーも重なり、2塁ランナーが生還し近江が先制します。

その後も、山田選手は8回まで毎回奪三振の好投。9回もマウンドに上がり127球、10奪三振、1失点で完投しました。打線も金光大阪から6点を奪い、近江が滋賀県勢初のベスト4進出を決めています。

山田選手は「しっかりチームに勢いあるピッチングをしていこうと思っていたので、エースである自分が序盤ビシッと抑えて安心感を与える点ではできていて良かったです。一戦必勝でチーム一丸となって戦っていきたい」と日本一を目指します。