◇体操 全日本個人総合選手権 男子決勝(23日、東京体育館)

男子決勝で“キング”内村航平さん以来となる大会3連覇を果たした橋本大輝選手。

優勝者インタビューでは「わざわざ休日ではあるんですけど、足を運んでくださった方々、本当にありがとうございます。拍手や応援が本当に力になりました。選手を代表して感謝を言いたいと思います。ありがとうございました」と会場に訪れた約2000人に感謝の思いを語っていました。

表彰式後、この回答の意図を聞かれた橋本選手は「うれしいことに東京五輪の功績もあって、いろいろな取材を受けています。でも、選手が試合できることは選手の力ではないので。関係者だったり、いろいろな方々の支えだと思っています」と、体操に向き合えていることへの感謝の気持ちを改めて語ります。

またその一方で、「（体操は）五輪だけじゃないことを見て感じていただきたいです。『体操は人間離れしているよね』って思われがちですけど、実際にやっているのは人間なので。テレビで見るだけじゃなくて、会場の雰囲気だったり、そういったものを感じ取ってもらいたいです」と、じかに観戦することで感じられる体操の魅力を力説した橋本選手。

「（体操は）見ていて、選手と一緒に喜んだり、得るものが一番身近に感じられると僕は思っているので。過去の映像を見るだけでもいいですし。コロナ禍で、いろいろな見方も考え方もあるので、そういった形で何か一つ見ていただけたらいいなと思います」と、さらなる競技発展への思いを明かしました。