◇プロ野球パ・リーグ ロッテ4-2日本ハム(27日、エスコンフィールドHOKKAIDO）

今シーズン限りでの引退を発表した日本ハムの谷内亮太選手の引退セレモニーが試合後に行われました。

谷内選手イラストをデザインした記念Tシャツに選手全員が身を包む中、「北海道日本ハムファイターズ・ショート・谷内亮太」のコールで現れた谷内選手。

この日は先制タイムリーを放ち、守備では内外野5つのポジションに就く新庄剛志監督の粋な計らいを受けます。谷内選手は「スワローズで5年間、ファイターズで6年間、合わせて11年間、自分でもここまで長くプレーするとは思っていませんでした。本当に運がよかったなと思います。そして最後に引退試合やセレモニーまで行っていただいてプロ野球選手生活をやめられるなんて夢にも思っていませんでした」と晴れやかな表情で話します。

「大した成績も残せず、中途半端な選手である僕にも、球場で大きな声援を送ってくださり、背中を押してくれたと思っています。自分の実力以上のプレーが何度も出たのは、ファンの皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございます」と11年間の感謝を口にしました。

そして最後には「ファイターズファンの皆さん、これからも応援し続けてください、そして選手みんなの背中を押してあげてください。チームが強くなるための手助けをしてください。よろしくお願いします。最後に、僕はこの大好きな北海道で、大好きなファイターズで引退することができて本当にうれしいです。いろいろな方に支えられて最後までやりきることができました。幸せな野球人生でした。11年間本当にありがとうございました」と未来のファイターズへの思いを託しました。

セレモニーでは、日本ハムでともにプレーした杉谷拳士さん、ロニー・ロドリゲスさん、ヤクルトでともにプレーしたつば九郎、山田哲人選手、宮本慎也さん、ファイターズ時代の監督・栗山英樹さんと、それぞれの関係者からもメッセージが寄せられました。

さらに尊敬する宮本慎也さんとショートの守備位置で最後のノックを行うと、球場からは割れんばかりの拍手が送られました。

最後には谷内選手の登場曲『君に届け』が流れる中、場内を一周。選手や関係者一人ひとりと握手を交わし、11年間の現役生活に華々しくピリオドを打ちました。