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「今日はジャッジを好きになれない」大谷翔平の“幻HR”キャッチに監督も苦笑い

2023年4月20日 15:30
「今日はジャッジを好きになれない」大谷翔平の“幻HR”キャッチに監督も苦笑い
今季2度目の直接対決となった大谷翔平選手(写真:AP/アフロ)とジャッジ選手(写真:ロイター/アフロ)
MLB ヤンキース3×-2エンゼルス(日本時間20日、ヤンキー・スタジアム)

昨季ア・リーグMVPを争ったエンゼルス大谷翔平選手とヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が今季2度目の対決。3万8000人以上の観客が詰めかける中、MVPの二人が球場を沸かせました。

大谷選手は第1打席にチェンジアップを完璧に捉え特大の当たりを放ちますが、フェンス手前でセンターのジャッジ選手が、201cmの長身を生かしてジャンピングキャッチ。フェンス越えを阻まれ大谷選手の2試合連続ホームランは幻となりました。

この好プレーにスタジアム内は大盛り上がり。ジャッジ選手に「MVPコール」が送られました。

するとジャッジ選手は好守備の直後、ノーアウト1塁の場面で打順が回ると、完璧な当たりでレフトスタンドへ今季第6号となる2ランホームラン。昨季MVPの実力を攻守で見せつけました。

ジャッジ選手のホームランの飛距離は「412フィート」(約125.6メートル)で、大谷選手が初回に放った幻のHRは「411フィート」(約125.3メートル)。両者の差はわずか1フィート(約30.48センチ)でした。

大谷選手はこの日4打数無安打で3試合ぶりのノーヒット。一方ジャッジ選手はホームランを含む3打数1安打2打点と“MVP対決第2戦”はジャッジ選手に軍配が上がり、試合もヤンキースがサヨナラ勝ちを収めました。

試合後、幻となった大谷選手のホームランについてエンゼルスのネビン監督は「捕られた側としては悔しいプレーです。ジャッジは攻守で試合を決める事の出来る選手。だから彼はMVPなんです」とコメント。さらに「ジャッジのことが好きか?」と問われると「今日は好きになれないな」と苦笑いで語りました。