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ロコ・ソラーレ 接戦制すも直接対決の差で敗退 初めて日本選手権で決勝T逃す

2024年2月2日 16:22
ロコ・ソラーレ 接戦制すも直接対決の差で敗退 初めて日本選手権で決勝T逃す
藤澤五月選手(C)JCA H. IDE
カーリング日本選手権2次リーグ ロコ・ソラーレ 7-6 フォルティウス(2日、北海道・どうぎんカーリングスタジアム)

日本選手権3連覇を目指すロコ・ソラーレは前日の2試合に敗れ2勝2敗と、最終戦で勝利しなければ自動的に敗退が決まる絶体絶命の状況。対するは、同じく2勝2敗のフォルティウスです。

0-0で迎えた2エンド、サードの吉田知那美選手はハウス中央に置くドローショットを狙いますが、思ったよりストーンが伸びずにハウスにかかりません。この状況でフォルティウスはハウス内に4つのストーン配置。スキップの藤澤五月選手は中央に置かなければいけない場面で、ショットが短くなってしまい、後攻で2失点してしまいます。

その後の3エンド、後攻のロコ・ソラーレは藤澤選手のラストショットで相手のナンバー1をはじき出し2得点。しかし直後の4エンドで再び2失点を許します。

1点ビハインドで迎えた6エンドでは、フォルティウスがラストショットでダブルテイクアウトに失敗し、ロコ・ソラーレが1点スチールで同点に。7エンドも相手のラストショットが決まりきらず、連続スチールに成功。この試合で初めてロコ・ソラーレがリードを奪います。

8エンドは先攻のラストショットでハウス中心付近に置き、1失点で防いだロコ・ソラーレ。

有利な後攻で迎えた9エンドでは、ナンバー1がフォルティウス、ナンバー2・3がロコ・ソラーレという状況で、藤澤選手のラストショットが決まりきらず1点スチールを許します。

複数得点が求められる10エンドですが、スキップ藤澤選手の1投目がナンバー1・2を作るスーパーショットとなると、フォルティウスのラストショットはスルーとなり勝負あり。7-6でロコ・ソラーレが勝利しました。

しかしロコ・ソラーレは3勝2敗となり、勝利数では中部電力とSC軽井沢クラブと並びましたが、直接対決の結果により上位3チームに入れず、2次リーグ敗退が決まりました。

ロコ・ソラーレはチーム発足以来、2011年から日本選手権に出場してきました(平昌五輪があった2018年は除く)。常にプレーオフを含めた決勝トーナメントに進出するなど、ベスト4以上の成績を残してきましたが、今大会は2次リーグで大会を去ることとなり、初めて決勝トーナメント進出を逃しました。

▽ロコ・ソラーレ 日本選手権歴代成績
2023年 優勝
2022年 優勝
2021年 2位
2020年 優勝
2019年 2位
2018年 不出場
2017年 2位
2016年 優勝
2015年 2位
2014年 3位
2013年 4位
2012年 2位
2011年 3位
※2017年まではLS北見として出場