「たくさん練習していい選手になる」巨人ドラ1ルーキー・大勢 小学校の卒業文集で誓った夢 子どもたちに伝えたいメッセージとは
その大勢投手の生まれ故郷は、兵庫県・多可町。
人口は約2万人で、およそ8割が山や林に囲まれた自然豊かな町です。
大勢投手の名前の由来について、父・翁田八寿男(やすお)さんは「大勢が生まれる時、病院で(出産)予定より遅れたんですよ。看護師さんやいろんな方に大勢(おおぜい)の方に心配してもらって大勢(おおぜい)と書いて大勢(たいせい)にしようかなと思いました」大勢の人に見守られ、成長していった大勢投手。
小学1年生の時、兄の影響で野球を始めました。その頃の思い出を本人に聞くと「わんぱく少年でした。山の傾斜を滑り下りたり、竹とか切ってきて毎日振っていました。長い棒を振ったらいいみたいというのがあって、手首が強くなると」大自然の中で工夫を凝らして練習をしていた大勢投手。
小学校の卒業文集にはこう夢をつづっていました。
おおきなホームラン
うつのをがんばるぞ
たくさん練習して
たくさん試合に勝って
いい選手になる
せいこうするにはしっぱいが
いっぱいいる事を教えてもらった
プロ野球選手になるぞ
子どもの頃からプロになるという夢を持ち続け、日々、練習を積み重ねてきた大勢投手。去年、巨人からドラフト1位指名を受け憧れのプロ野球選手になりました。そして現在、ここまで両リーグトップの12セーブと快進撃を見せています。
今やまさに大勢のファンの声援を受け、子どもたちに夢を与える存在に。
「こどもの日」の5日、大勢投手から子どもたちへ「何事も続けてやることが大事だと思うので、未来を明るくするためにも、今やっていることをどんどん継続してやってほしいなと思います。僕も継続して頑張ります」とメッセージを送りました。