◇第6回長嶋茂雄少年野球教室(5日、佐倉市長嶋茂雄記念岩名球場)

プロ野球・巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の故郷、千葉県佐倉市で第6回長嶋茂雄少年野球教室が行われました。

長嶋茂雄少年野球教室は長嶋終身名誉監督が佐倉市民栄誉賞を受賞した際に、地元の野球少年たちのために何かできないかと考えて始めたのがきっかけ。

2016年11月9日に第1回が開催されて以降、毎年佐倉市の少年野球連盟に加入している小学生に向けて野球教室を行っていましたが、2019年11月9日に予定されていた第6回は台風の影響で延期に。

20年以降も新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていましたが、この日4年ぶりの開催となりました。

長嶋終身名誉監督は出席されませんでしたが、講師として巨人のOBである河埜和正さん、中畑清さん、角盈男さん、定岡正二さん、篠塚和典さん、槙原寛己さん、村田真一さんの7人が参加。

午前9時頃始まった開講式。野球少年たちへ長嶋終身名誉監督から届いたメッセージがありました。

会場のビジョンには「この野球教室で何か一つ目標を決めてください。佐倉市の皆さんが応援してくれているこの野球教室で、思い出を作れれば、野球がもっと好きになるはずです」といった温かいメッセージが書かれていました。

野球教室ではポジションごとに分かれて行われ、“ミスターパーフェクト”の愛称で親しまれる槙原さんはボールの握り方から丁寧に指導。その後はキャッチボールを見ながら身ぶり手ぶりで投げ方のコツを教えている姿もありました。

野球教室終了後、取材に応じた中畑さんは「ミスター(長嶋茂雄終身名誉監督)が願っていることは地元に元気、子供たちに夢を市民に明るさと笑顔ということで始めた野球教室。その使命を遂行できたと思っています」と笑顔で話しました。