【MotoGP】小椋藍が2年ぶりV 本人も「まさか」の9人抜き 日本人ライダー今季初優勝
最近は3戦連続6列目17番グリッドスタートながら、それぞれ決勝レースで追い上げのレースを見せていた小椋選手。前回のフランスGPでは15台抜きで2位まで巻き返し今季初表彰台を獲得していました。
「今週は苦しんでいた」という小椋選手。課題の予選でも奮わず4列目10番グリッドスタート。
それでも「スタートが決まったのが大きかった」というロケットスタートで7人を置き去りに。その後、一時は6番手に後退するも粘り強く1台、また1台と追い抜き、残すはチームメイトのガルシア選手(スペイン/ボスコスクーロ)だけ。
残り4周となった1コーナーでランクトップで連勝を目指すガルシア選手を抜き去ります。最後は、2位のガルシア選手に3秒以上の差をつけ優勝。何度もガッツポーズ。
ウィニングランでも、パルクフェルメ(表彰台下のマシンをとめるスペース)でも、表彰式でも最高の笑顔を見せ続ける小椋選手。普段はポーカーフェイスの小椋選手の顔が笑顔でくしゃくしゃに。
「おととい、昨日と苦しんでいたのでまさか勝てるとは思わなかった。でもタイヤを温存できていたので勝てました」と冷静な分析も忘れませんでした。
2大会連続表彰台と勢いに乗った小椋選手。次は2週連続開催のイタリアGP。ランキングでもじわりじわりとポジションをあげて3位。
今季のMoto2クラスは6戦目にして小椋選手が5人目の優勝者という混戦状態。首位のガルシア選手との差は21P。あと15戦を残す2024年シーズン王者の座も夢ではありません。
▽2024Moto2チャンピオンシップ
1.セルヒオ・ガルシア(スペイン/ボスコスクーロ)109P
2.ジョー・ロバーツ(アメリカ/カレックス)90P
3.小椋 藍(日本/ボスコスクーロ)88P
▽第7戦 イタリアGP主なスケジュール
6月1日(土)17:45- 全クラス予選+MotoGPクラススプリントレース
6月2日(日)17:45- 全クラス決勝
▽テレビ中継・配信
◎CS放送 日テレジータス
6月1日(土)17:45- 全クラス予選&最高峰クラス スプリントレース生中継
6月2日(日)17:45- 決勝レース生中継
◎Huluライブ配信
上記中継時間にあわせてライブ配信(見逃し配信あり/マルチカメラアングル実施)