◇プロ野球セ・リーグ 阪神4-2巨人(5日、東京ドーム)

阪神は、打線を入れ替え巨人の高橋礼投手を攻略。岡田彰布監督の采配がズバリはまりました。

サブマリンの高橋投手とは、3月の開幕カードで対戦。6回を無得点に封じられました。

この日は3番で出場を続ける森下翔太選手を6番に下げ、3番には打率1割台の佐藤輝明選手を起用。1番から3番まで左打者を並べました。

すると3回には近本光司選手の2ランホームランが飛び出すなど、高橋投手から打った6本のヒットは全て左打者。5回までに3得点を奪いました。

岡田監督は「前の左で点を取ろうと。打開しようと。あんまりつながりはなかったけれど、左打者にかけました」と左打者を並べた打線を説明。

3回の近本選手のホームランの後には中野拓夢選手がヒットでつなぎ、佐藤選手が左中間へのタイムリーヒットで追加点を挙げましたが、「1点でも多い方がいいんだけれど、佐藤も反対方向打っていたし、あの1点も大きかった。普通に打てばヒットは出ると思うんだけれど、きょうなんかはボールも選んでいたしね」と悩める大砲を評価しました。

チームは巨人戦3連敗を阻止。6日からは甲子園で広島を迎え入れます。「自分らの野球をするだけ。あすからはゆっくり本拠地でできると思う」と笑顔をみせました。