侍ジャパン・栗山英樹監督は1日、報道陣のインタビューに応じ、鈴木誠也選手の出場辞退、牧原大成選手の追加招集についてコメントしました。

日本代表の主砲、さらにはライトのレギュラーとして活躍が期待された鈴木選手でしたが、先月28日にWBCへの出場辞退を発表。栗山監督は「誠也には日本の野球のために無理を言って（WBC出場の）お願いをした。大変なスケジュールの中での決断になって本人に負担をかけた」と語りました。

さらに「誠也の魂、思いを背負って、いつも一緒にいると思って戦っていく」とコメント。続けて「早く治して全力でプレーして欲しい。メジャーリーグでの試合を応援している」と励ましのコメントを残しました。

鈴木選手が出場を辞退したことにより、追加招集メンバーとして選ばれたのはソフトバンク・牧原選手。栗山監督は牧原選手の印象について「鈴木誠也選手の代わりではなく、センターの守備でのスピードや外野での判断は知っての通り。ショートやセカンドでもスタメンになる。能力の高い選手だし、すべての面で信頼している」と語り、期待を寄せます。

開幕まであと7日と迫ったWBC。栗山監督は今後に向けて「試合を戦いながら強くなっていくチームだと信じている。メジャーリーガーが参加してくる中で第1戦に向かってチームを作っていく」と強く意気込みました。