野球日本代表・侍ジャパンが公式YouTubeを更新。来月の強化試合とオーストラリア戦に向けて、栗山英樹監督がメンバー選考のポイントや選手起用について語りました。

メンバー選考の一番大きなポイントは「チームの軸になるピッチャーを中心に、守りをしっかりとしながら日本らしいチームを作るという意味では、センターラインの選手たちを選ぶというのは結構大事な要素であった」と話し、「これからの日本野球、来年に向かって、その先に向かって必要な人に来てもらって一番いい野球をやる。勝ちきっていくために必要な選手たち」と、続けました。

今回の主砲候補であるヤクルトの村上宗隆選手について、「あれだけの数字を残してチームを優勝させて、みんなに感動を与えている。これは通過点でしかないので、もっとよくなる選手。それは本当にファンの皆さんが楽しみにしていく選手」と、史上最年少で三冠王に輝いた打撃に期待していました。

また投手起用について「長いイニングを投げられるピッチャー、特に2番目に投げられるピッチャーは球数制限があるのですごく大事。逆に2番目をしているのだけど、最後もできるピッチャー（短い1イニングを投げられるピッチャー）も結構いる」とコメント。

そして「（起用の）幅を広げておかないと、どうしてもメンバー選考が難しくなってしまう。色々確認作業をしなければならない」と、話しました。

「我々の一番のファンサービスというのは勝って喜んでもらうこと。『こんな野球が観られるのかな』『こんな選手たちが来るのかな』というワクワク感というのは、どうしても盛り上がるためには必要。その思いだけは持っていただけるように、精一杯こちらも全力を尽くしたい」と、意気込みを語りました。