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【陸上全日本実業団】女子ハードル五輪代表対決は福部真子が0秒02差で制す 今後は「アジア記録の12秒44、1本に絞って…」男子200mは“W佐藤”がワンツーフィニッシュ

2024年9月23日 17:24
【陸上全日本実業団】女子ハードル五輪代表対決は福部真子が0秒02差で制す 今後は「アジア記録の12秒44、1本に絞って…」男子200mは“W佐藤”がワンツーフィニッシュ
左から田中佑美選手、福部真子選手、中島ひとみ選手
◇第72回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会(23日、山口・維新みらいふスタジアム)

実業団の日本一を決める、陸上・全日本実業団ではパリ五輪代表対決が実現。

“追い風”になることを考慮し、バックストレートでおこなわれた女子100mハードルは、ハイレベルな争いとなりました。

予選1組には、パリ五輪代表で日本記録保持者の福部真子選手が出場。福部選手は、2022年のこの大会で、12秒73の日本記録をマークし、今年7月には記録をさらに12秒69にまで縮めています。

まずは福部選手が13秒05(+1.5m)で危なげなく決勝進出を決めると、続く2組に出場した田中佑美選手(パリ五輪代表)は、12秒97(+1.0)と、唯一の12秒台をマークし、全体トップで決勝へ進みました。

決勝ではパリ五輪代表の2人が隣のレーンに。追い風1.9mと絶好のコンディションで行われたレースでは、福部選手と田中選手がデッドヒート。福部選手が12秒81をマークし、0秒02差でレースを制しました。

レース後、「決勝はしっかりまとめることができたのでよかったなと思う反面、タイムは納得できない」と悔しさをにじませた福部選手。今季は12秒69という自己ベストをマークしながらも、パリ五輪では世界との差を感じたといいます。

2週間前に立てたという今後の目標は「アジア記録の12秒44」。「突き詰めなきゃそのレベルまでいかない。1本に絞ってやっていこうと思う」と決意を新たにしました。

一方、この日の決勝で自己ベストを更新した田中選手は「気持ち的には、もうおなかいっぱい」と笑いを誘い、「今はしんどかったなと思ってしまうけど、もっと時がたったら『あの時が人生で一番楽しかった』って言ってしまうと思う」とコメント。

「来年も再来年も『あの時楽しかったな』の記録をもっともっと更新できるように。そして自分の記録を更新できるように頑張りたい」と思いを語りました。

■女子100mハードル決勝結果
1位 福部真子(日本建設工業) 12秒81
2位 田中佑美(富士通) 12秒83
3位 中島ひとみ(長谷川体育施設)12秒99


一方、男子200m決勝には、各種目のパリ五輪代表が集結。100m代表の東田旺洋選手、200m代表の上山紘輝選手、400m代表の佐藤拳太郎選手、佐藤風雅選手と、こちらも代表対決が実現しました。

レースを制したのは、佐藤風雅選手。さらに佐藤拳太郎選手が2位に入り、400m代表の“W佐藤”がワンツーフィニッシュとなりました。

■男子200m決勝結果
1位 佐藤風雅(ミズノ)20秒67
2位 佐藤拳太郎(富士通)20秒79
3位 宇野勝翔(オリコ)20秒90
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