◇MLB フィリーズ12-7エンゼルス（日本時間30日、シチズンズ・バンク・パーク）

大谷翔平選手擁するエンゼルスは30日のフィリーズ戦で、大谷選手のタイムリーなどでリードを奪うも、6回に大量失点を喫し、逆転負け。連日の逆転負けで3連敗を喫し、今季ワースト借金7となりました。

実は試合前、メジャーリーグ公式サイトによると、先発を担うジオリト投手、中継ぎ投手のムーア投手とロペス投手、外野手のレンフロー選手とグリチック選手ら5選手をウェーバー登録したと報じました。

今季125試合に出場するレンフロー選手や40試合に登板し、防御率2.30をマークしているムーア投手などいずれも主力級。

ウエーバー登録した選手は、獲得を希望する球団が48時間以内に現れた場合、移籍が成立。エンゼルスは何も対価を得ることはできないため、年俸削減のために動いたようです。

エンゼルスはワイルドカードでのプレーオフ進出を目指し、大谷選手をトレードで放出しないことを7月に決断。加えて大補強を行い戦力アップを図りましたが、勝負の8月は7勝18敗と大きく負け越し、メジャー30球団ワースト最低勝率を記録。

この日の負けで今季ワーストの借金『7』となり、ワイルドカード進出ラインの3位とは『12.5』ゲーム差が開き、プレーオフ進出は絶望的。今回の主力のウエーバー登録はプレーオフ進出を諦めたという意味となり、事実上の白旗宣言となりました。