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【佐々木麟太郎】父・洋監督の助言 目標は偉大な先輩メジャーリーガーとの共演 「一緒にプレーしたい」

2024年3月10日 6:45
【佐々木麟太郎】父・洋監督の助言 目標は偉大な先輩メジャーリーガーとの共演 「一緒にプレーしたい」
左から佐々木麟太郎選手、父親の佐々木洋監督(写真:日刊スポーツ/アフロ)
日本テレビ「Going! Sports&News」の野球解説者・高橋由伸さんが、佐々木麟太郎選手の父親で花巻東高校の佐々木洋監督を直撃。佐々木選手の進路について取材しました。

花巻東で大谷翔平選手(ドジャース)や、菊池雄星投手(ブルージェイズ)を育てた佐々木監督。

息子の進路について「高校3年間を振り返ってみるとケガも多かった。菊池雄星・大谷選手を見ていると能力的に、まだまだ全然足りてなくて、そういう選手ではないとすごく思っていた」と、アメリカの大学への進学を勧めていました。

「『日本地図の中だけで選ぶのではなくて、世界地図の上で大学を選んでもいいんじゃないか』と話をした。やはりプロに入っても心配だったところがある。大学経由で入った方が長い人生では、たとえ駄目だった時、そういう可能性も高い選手なので、(スタンフォード大学進学は)良かったかなと思ってます」

この助言に、佐々木選手も「『人生は長期的に見なきゃいけない。短期ではいいこといっぱいあるけど、長期的に最後幸せになるような生き方をしなさい』と監督に言われていたので、野球終わった後のビジョンも考えながら、『スタンフォードで学ぶのが一番価値ある』と最後自分で判断した」と、背中を押されていました。

またスタンフォード大学の驚きの環境が、佐々木監督を安心させていました。

「スタンフォードの球場内にカメラが7台ぐらい設置されている。練習の様子やバッティングの状況、全てのデータを週に一回送ってくれることになっている。試合もネットで見れる時代。東京の大学に出たのとアメリカに行くのと違いないかなと思って、あまり心配も寂しさもない」

新たな環境で更なる成長を目指す佐々木選手。アメリカの大学に3年以上在学すれば、メジャーのドラフト対象選手になりますが、将来についてどう考えているのでしょうか。

「日本とメジャーと両方の指名のチャンスがあるので、まず両方で指名いただける選手のレベルに上がっていきたい。両方指名いただける可能性があるのは、1個プラスに考えているので、まず大学で結果を出して、そういう機会をもらえるようにやりたい」

そして最終的な目標は、花巻東の偉大な先輩メジャーリーガーとの共演。

「菊池雄星さん、大谷翔平さんと同じ舞台で、自分自身もやりたいと思っている。お二方をずっと小さい頃からずっと追いかけているので、一歩でも近づけるようになりたい。最終的には同じフィールドで一緒にプレーしたい気持ちはある。今の一番の夢」