文田健一郎 金メダルをたぐり寄せたポイントは“足と肩”五輪3連覇・吉田沙保里が解説【レスリング】
文田健一郎選手(写真:青木紘二/アフロスポーツ)
■相手の“肩”をつぶしてポイント
第1ピリオド、文田選手が腹ばいの相手を責める場面、耐える相手をひっくり返して2ポイントを奪いました。
このシーンについて「自分の膝を相手のお腹の中にしっかり入れ込んで、(相手が)浮きやすくします。また相手の肩をつぶして踏ん張れなく、守れなくする」と解説。
これにより相手は腕を使って耐えられなくなるため、「つぶれた瞬間に回す。相手も踏ん張るんですけど、肩をつぶしていたので体が90度以上回った」と2ポイント奪えた要因について説明しました。
■守備では“足”がポイント
また吉田さんは守備についても解説。
第2ピリオド、文田選手にパッシブが与えられ、うつ伏せで再開するピンチの場面。
相手はリフトと呼ばれる持ち上げる技が得意ですが、「両足で踏ん張って持ち上がらないように上手く耐えていた」と話し、「いろいろな駆け引きがあって面白いですよ」とレスリングの面白さを伝えました。