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“勝負カラーはピンク”スポーツクライミング・林かりんが日本新で初優勝「パリ五輪出場につなげたい」

2023年3月20日 15:00
“勝負カラーはピンク”スポーツクライミング・林かりんが日本新で初優勝「パリ五輪出場につなげたい」
日本記録を上回る7秒43で初優勝した林かりん選手
スポーツクライミングの母恵夢カップ第3回スピードスターズ選手権が19日に行われ、林かりん選手が初優勝しました。

スピードは15mの壁を登る速さを競う種目で、パリ五輪からは複合から抜け単独種目になります。

林選手は高校を卒業したばかりの18歳で、去年のスピードユース日本選手権で優勝を果たしたパリ五輪候補の注目選手です。

今大会の決勝では、スタートから圧倒的なスピードを見せた林選手、東京五輪銀メダルの野中生萌選手が持つ日本記録7秒55を上回る7秒43で初優勝を飾りました。

試合後、林選手は、「野中選手にも去年、次はかりんちゃんの番だよって言われていたので、ずっと記録は出したいと思っていたので、うれしい」

また、勝負カラーはピンクだという林選手。3月1日に高校を卒業して、その日にあることを行ったと言います。「気持ちが上がればと思って、大好きなピンク色に髪の毛を染めました。今日も決勝前にもピンク色を見て頑張ろうって思えた。結果をみて、やっぱり勝負カラーだと思った」と笑顔で話しました。

さらに、パリ五輪代表権が決まる今シーズンについては「もっと日本記録のタイムを縮めたい。オリンピックの選考大会が出てくるので、タイムを出してパリオリンピック出場につなげたい」と意気込みました。