◇KEIRINグランプリ2023(30日、たちかわ競輪場)

年間6回開催されるGⅠレースの優勝者や獲得賞金ランキングの上位者など、約2,200名の競輪選手の中からトップ9名が出場するKEIRINグランプリ。

5年連続5回目の出場となった松浦悠士選手が初優勝を果たしました。

「直前に体調を崩してしまって、万全の状態ではなかった」という松浦選手。ラスト1周で7番手になりますが、残り半周で順位を上げると、ラストの直線では「外が伸びる意識があった」と、スピードを落とさずに1着でフィニッシュ。優勝賞金1億3700万円を獲得しました。

レース後、「今回(KEIRINグランプリ)取れなかったら、もう取れないかなと思った時もあったのですが、苦しい1年だったのでうれしいです」と涙しながら、その喜びをかみ締めました。

2024年に向けて「ケガもあって苦しくて皆さんに迷惑をかけた。まだまだ人間として未熟なので、これからもっと成長して、皆さんに恩返しができるように頑張っていきたい。これからも応援よろしくお願いします」と意気込みました。

▽以下、順位表
優勝 松浦悠士
2着 深谷知広
3着 眞杉匠
4着 古性優作
5着 山口拳矢
6着 新山響平
7着 佐藤慎太郎
8着 脇本雄太
9着 清水裕友