BMX中村輪夢「優勝できて最高の気分」W杯連覇達成「やってきたことが間違っていなかった」
◇UCI BMXフリースタイル ワールドカップシリーズ第1戦(フランス・モンペリエ、現地5月29日)
BMXフリースタイル・パークの中村輪夢選手が、大会連覇を達成させました。
BMXフリースタイル・パークのエントリーは79人で、決勝は予選・準決勝を勝ち抜いた12人(1人棄権)で行われました。中村選手は準決勝の1ラン目でミスをするも2ラン目でリカバリーし、4位で決勝に進出していました。
決勝の1ラン目から今大会初披露となる「360 テールウィップ to テールウィップ」などビッグトリックを連発し、ノーミスで終えて95.30の高得点を出し、暫定1位に立った中村選手。
その後、東京五輪金メダルのローガン・マーティン選手(豪)や、アンソニー・ジャンジャン選手(仏)らが圧巻のライディングを披露するも、中村選手の1ラン目が最高得点となり、大会連覇を果たしました。
<BMX フリースタイル・パーク>
1位 95.30 中村輪夢
2位 94.50 ローガン・マーティン(豪)
3位 94.20 アンソニー・ジャンジャン(仏)
中村選手のワールドカップ優勝は、2019年の中国大会以来2度目で、「UCI BMX フリースタイル ワールドカップシリーズ」は約2年半ぶりの開催となり、今回が開幕戦でした。
以下、中村選手のコメント
「久しぶりに国際大会で優勝できて最高の気分。今大会は、今までの大会で1番レベルが高いと感じた。ローガンも他の選手も良い走りをしていたが、その中で自分が勝てたことで、今までやってきたことが間違っていなかったと感じることができた。『360 テールウィップ to テールウィップ』は、以前からできていた技だが、今回準決勝でも評価が高かったので決勝でも出した。久しぶりに全部走り切れてよかった。ワールドカップはまだ始まったばかりなので、今後も良い順位が取れるように頑張ります」
また、フラットランド男子では、早川起生選手が初出場で初優勝。準優勝は荘司ゆう選手、3位に佐々木元選手、4位に伊藤真人選手が名を連ね、日本勢が表彰台を独占しています。