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「そろそろ日本記録保持者に」橋岡優輝 足首負傷で3本目以降取りやめも3位

2022年4月30日 21:13
「そろそろ日本記録保持者に」橋岡優輝 足首負傷で3本目以降取りやめも3位
走幅跳で3位となった橋岡優輝選手(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
◇日本グランプリシリーズ 第9回木南道孝記念陸上競技大会 1日目(30日、ヤンマースタジアム長居)

9月に行われる、アジア大会(中国・杭州)の代表選考会を兼ねた陸上・木南記念。

男子走幅跳には、東京五輪代表の橋岡優輝選手、城山正太郎選手、津波響樹選手らが集結しました。

東京五輪6位入賞の橋岡選手は、1本目に7m76を跳び、2本目を終えた時点で、3本目以降の試技を取りやめてしまいます。

競技終了後、4月9日の試合で、左足首を痛めていたことを明かし、「これ以上やったら、日本選手権に響く形になっちゃうだろうと判断した」と説明。

「ちょっと無理をして、(世界選手権代表選考の)日本選手権に響くと、世界選手権へ(の出場に)リスクがうまれてしまう。そういうのはちょっと避けたい」と、来月8日のセイコーゴールデングランプリへの出場についても慎重な考えを明かしました。

今大会については、「8m22の(世界選手権の)参加標準記録をしっかり狙って、1本で跳べればそれで終わろうかなという予定だったが、足首が完治していなかったところが予想以上に響いてしまった。条件面でも少し難しいところがあったので、うまくかみ合わなかった」と振り返りました。

今シーズン初戦となった3月の世界室内選手権では、人生初という3本ファウルで、記録無し。トップ8へ進むことができませんでした。

「(世界室内の)感覚はすごくよかった。3本ファウルから流れがよくないので、ちょっと厄払いでも行こうかな」と苦笑い。

それでも、今シーズンの目標については「日本記録更新というところは変わっていない。そろそろ日本記録保持者になりたいなという思いはある。足首の不安もあるが、まずはしっかり治すところに専念して、その記録を大きく超えて、アジア記録(8m48)まで一発いっちゃえばいいのかなと考えている」と前を向きました。