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【単独インタ】「あれだけは本当に悔しい」 高橋大輔が語った“かなだい”唯一の後悔は?

2023年5月3日 9:01
【単独インタ】「あれだけは本当に悔しい」 高橋大輔が語った“かなだい”唯一の後悔は?
今季限りで引退を発表した村元哉中選手と高橋大輔選手
フィギュアスケートアイスダンス村元哉中選手(30)と高橋大輔選手(37)が、今季限り現役引退を発表。日本テレビが単独でインタビューしました。

記者会見では、「十分やりきった、スッキリした引退」と振り返った“かなだい”ですが、インタビューでは唯一の後悔があると話しました。

高橋選手は、シングルの第一人者として活躍。2014年に一度現役を退き、2018年に復帰しました。その復帰後に村元選手からの誘いがあり、2020年1月にアイスダンスのカップルを結成。引退となった今季までの3シーズン過ごしてきました。

高橋「オリンピックシーズンのリズムダンス、あれだけは本当に悔しいですね。あれは後悔の後悔っていうか、相当未練ある」

高橋選手が話したのは、2021年12月に行われた全日本フィギュアスケート選手権。この大会は、翌年の北京五輪がかかる戦いでした。リズムダンスとフリーダンスの合計ポイントで競い、五輪代表1枠を争います。

ところが先に行われたリズムダンスで、中盤に足が絡まり、まさかの2人同時に転倒。そのミスが響き、全日本選手権は2位で翌年の北京五輪を逃しました。

高橋選手は、「大事な選考会のリズムダンスでそんなことやっちゃう?みたいな。リズムはけっこう調子良かったから、そんなことは絶対ないと思っていたら、まさかのことが起こっちゃって」と苦笑い。

これまで五輪には3大会に出場したシングルの第一人者も、「オリンピックうんぬんより、それが懸かった大事な試合でっていう。またこういうことやっちゃうの俺みたいな、自信なくしました」と振り返りました。

それでも“かなだい”は翌年2022年の全日本選手権で、リズムダンスで見事な首位発進。フリーダンスでは、演技終盤にある高橋選手が村元選手を持ち上げるリフトで失敗してしまいますが、悲願の優勝を果たしました。

高橋選手が、「あともうちょっとだったのに感が強かったんですけれど、達成できた喜びはすごい嬉しかったし表彰台の真ん中に立って気持ちよかった」と話すと、村元選手も、「全日本選手権は最後のミスがあったからこそなんかも逆に記憶に残る」と、“後悔”と“歓喜”、両方の思い出を持つ全日本選手権を笑顔で振り返りました。