【W杯】FIFAがウクライナの平和演説断るとCNN報じる 「サッカーだけを楽しむ瞬間を提供」などと会長語る
アメリカのCNNが16日、サッカーワールドカップの決勝前に、ウクライナのゼレンスキー大統領が平和を訴えるメッセージを伝えたいという要請を、FIFAが断っていたと報じました。
CNNは関係者の話として、ゼレンスキー大統領側はリモートでスタジアムとつないで、話せないか模索したといい、断られたことに驚いているとしています。メッセージが中継ライブだったのか、収録されたものだったのかは分かっていません。ゼレンスキー大統領はこれまでにグラミー賞やカンヌの映画祭などでもメッセージを流しています。
FIFAのインファンティノ会長は16日の会見で「われわれは全ての人々の権利を尊重する。何億人もの人がテレビでサッカーを見ている。彼らもそれぞれの問題を抱えている。90分か、120分全てを忘れてその一瞬の喜びを味わいたいと思っているだろう。我々は全ての問題を忘れてサッカーだけを楽しむ瞬間を提供しないといけない」と語っています。