サッカー・ミハイロビッチ氏が53歳で死去 19年に公表した白血病が原因 選手時代はフリーキックだけでハットトリックも
セルビア(旧ユーゴスラビア)出身の元サッカー選手、シニシャ・ミハイロビッチ氏(53)が19年から患っていた白血病が原因で16日に亡くなったことが明らかになりました。
ミハイロビッチ氏はセルビア国内のクラブを経て、1990年代にイタリアのセリエAに。ローマ、サンプドリア、ラツィオ、インテルでプレーしました。
ポジションはDFで、フリーキックの名手。イタリアメディアは38得点のうち28がフリーキックで得たもので、ラツィオ時代にはフリーキックだけでハットトリックを達成した“レジェンド級の選手”としてミハイロビッチ氏を称賛しています。
指導者としてもセリエAのチームをわたり歩き、本田圭佑選手や冨安健洋選手を指導したことも。今季はボローニャで監督を務めていましたが、9月に解雇されています。
ミハイロビッチ氏の死去を受けて、FIFAも追悼の意を表し、W杯に合わせて行われているレジェンズカップで、黙とうをささげました。また、過去に在籍・指導したクラブからも「さようなら、シニシャ」「また伝説級の選手が神に召された」などの追悼の言葉がSNS上でおくられています。