◇ラグビー・リーグワン　埼玉ワイルドナイツ41-37コベルコ神戸スティーラーズ(29日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)

ラグビー日本代表で、27日にモデルの新井貴子さんとの結婚を発表した稲垣啓太選手が結婚発表後初の公式戦に臨みました。

稲垣選手が所属する埼玉は神戸と対戦。チームがそれぞれ三洋電機と神戸製鋼であった時代から続く、日本ラグビー伝統の一戦です。

試合は埼玉が劣勢の展開で進みます。神戸の元ニュージーランド代表・クルーデン選手の正確なキックなどで、最大16点のビハインドを背負います。それでも終盤にかけて埼玉がコロインベテ選手の連続トライで3点差に詰め寄ると、試合終了間際の80分、日本代表の堀江翔太選手がモールからトライを奪い、劇的な逆転勝利を収めました。

試合後のインタビューで稲垣選手は試合を振り返り「反則が多かった。しっかりと反省をして次につなげていきたい」と試合を振り返りました。

結婚を祝福されると「たくさんの方がおめでたい言葉をくれて、本当に幸せだなと思います。これからより頑張らないといけない」と、家庭を持ったことによる心境の変化を語りました。

「笑顔になる回数が増えるかもしれませんね」という問いかけには、「期待していてください」と答えた“笑わない男”でおなじみの稲垣選手。

これには試合の解説を務めた昨シーズンまでのチームメイト・福岡堅樹さんも「今までの稲垣選手だったら『笑ったことないです』って言ったと思うんですけど、もしかしたら1つの切り替わりかもしれないですね」と、かつての同僚の変化を口にしました。