【アーティスティックスイミング・デュエット】五輪直前にペア変更「なぜ組み変わったのか結果で示したい」
◇アーティスティックスイミング日本代表公開練習(12日、東京都北区)
パリ五輪アーティスティックスイミング日本代表が練習を公開しました。開幕まで50日を切る中、中島貴子ヘッドコーチはデュエットを比嘉もえ選手(16)と佐藤友花選手(22)のペアで臨むと明かしました。
デュエットはこれまで比嘉選手と安永真白選手(24)がペアを組み、昨年の世界選手権で金メダルを獲得するなど、大舞台で実績を残してきました。直前でのペア解体について、中島ヘッドコーチは各国の戦い方が1つのポイントであると説明。「チームに出場せずデュエットのみに専念して五輪に臨む国がたくさんある。チームの演技を終えて、中1日で勝負できるデュエットに仕上げるとなると、『どちらも正確に泳げる選手』ということで勝算があるメンバーを選んだ」と話しました。対応力や技術力の面で自信を持って送り出せるメンバーとして 比嘉選手と佐藤選手のペアで臨む決断をしたということです。
今回メンバー入りした佐藤選手は「残り約50日というタイミングで組み変わったペアではあるんですけど、本番では組み変わったことは関係なしに演技一本で結果が決まる。完璧な演技をして、なぜ日本がこのタイミングで組み変わったのかを結果で示したい」とパリへの思いを語りました。