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フィギュアスケート宇野昌磨 4回転半成功者17歳マリニンに刺激「今季自分が何を目指すべきか、そこに目標があった」

2022年10月7日 18:48
フィギュアスケート宇野昌磨 4回転半成功者17歳マリニンに刺激「今季自分が何を目指すべきか、そこに目標があった」
ジャパン・オープンに出場する宇野昌磨選手
◇フィギュアスケート ジャパン・オープン公式練習(7日、さいたま)

大会前日に行われた公式練習に、22年世界選手権金メダルの宇野昌磨選手(24)が登場しました。

今シーズン初戦となる宇野選手は、フリープログラム「G線上のアリア」を練習し、冒頭の4回転ループを鮮やかに着氷。その後も、4回転サルコウや4回転-3回転の連続トウループを降りるなど、好調をアピールしました。

大会の目標を聞かれた宇野選手は「4回転トウループからのコンビネーションを成功させたい気持ちあるが、これだけ練習でいい状態で来て、果たして試合でどうなるのかを知りたい。失敗するジャンプは逆らわずに受け入れて、今後の練習にいかせるようにする」と、落ち着いた表情で語りました。

ジャパン・オープンは、日本・欧州・北米の3地域対抗団体戦です。

北米チーム代表で、9月に4回転アクセルを世界で初めて成功させた、イリア・マリニン選手(17)は、この日の練習でも4回転アクセルを難なく着氷。

さらにフリーの練習では、7本全てのジャンプを6種類の4回転で構成する、驚異のプログラムを披露しました。

冒頭から、4回転アクセル、4回転フリップ、4回転ルッツ、4回転ループ、4回転ルッツ-1オイラー-3回転サルコウ、4回転トウループ-3回転アクセル、4回転サルコウ-3回転トウループ。全て着氷しました。

その様子を見た宇野選手は「アクセルに関しては、僕はできないと思っているので、『すごいな』と、単純に見る側の気持ちになるんですが、僕もやっているジャンプを、高い確率で、高いクオリティーでやっている姿を見た時に、すごく刺激を受けました」と、マリニン選手を手放しで称賛。

「これまでネイサン・チェン選手のような選手になれるように頑張りたいとか、ゆづくん(羽生結弦さん)と対等に戦える選手になりたいと思って、何年も練習していた自分がいた。今年は(2人が競技を離れ)環境が変わっていた。(マリニン選手を見て)今シーズン自分が何を目指すべきか、そこに目標があった気がして、うれしかった。ジャパンオープンに出られてよかった」と、北京五輪金メダルのネイサン・チェン選手や、プロに転向した羽生結弦さんに続く目標として、若きライバルに闘志を燃やしました。
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