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WBC球苦手意識の松井裕樹 “忘れてた”と笑い飛ばす 足をつく場所を変えて意識がそちらに集中

2023年2月22日 16:55
野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表に選ばれている松井裕樹投手が、22日、ブルペンに入り、「自分の中ですごく前進した、気持ち的に明るくなる材料でした」とホッとした笑顔で語りました。

WBCで使用されるボールに少し手こずっている印象があった松井投手ですが、この日はブルペン捕手としてスタッフ入りしている鶴岡慎也氏と急きょ、ブルペン入りしました。

「キャッチボールの時にまっすぐにボールが出る感覚がいつもよりよかったんで」

また、前日から試しているアプローチが功を奏したと笑顔に。「間違いなくいい方向だと分かったので、ボールも強かったですし、抜けても強さがあったボールだったんで、方向としてはかなりよかった。自分の中ですごく前進した、気持ち的に明るくなる材料でした」と語りました。

そのアプローチとは足をつく場所を少し変えたこと。

「ボールを気にしすぎていたのか分からないですが、力みが出て、足を上げてから出て行くのがかなり1塁側にそれていた。自分の中で変えたな、と思うけど、周りから見たらそんなに変わってないものなんで」と少しの変化がよかったと話しました。

また、足の位置に意識がいったことで、WBC球への苦手意識を忘れてしまったと笑い飛ばす場面も。

松井投手は代表15投手のうち4人しかいない貴重な左腕。実戦での登板が26日と決まり、ブルペンで「なるべく多く、体に(いまのいい)インステップを覚えさせたい」と意欲を見せました。