◇競泳パリ五輪代表選考会(18日、東京アクアティクスセンター)

競泳のパリ五輪代表選考会は18日、大会2日目が行われ、3名の代表内定者が誕生しました。

男子400メートル個人メドレー決勝は、予選をトップ通過した瀬戸大也選手が序盤から先頭でレースを引っ張り、得意の平泳ぎでさらにリードを広げる展開。

しかし、最終の自由形で18歳の松下知之選手が驚異の追い上げをみせると、瀬戸選手らを一気にかわして1着でフィニッシュ。派遣標準記録を突破する4分10秒04をマークし、パリ五輪代表に内定しました。

2着でゴールした瀬戸選手は派遣標準記録にわずか0.21秒届かず、本命種目でまさかの五輪切符を逃す結末となりました。

女子100メートルバタフライでは2選手が内定。準決勝で白血病から復帰後の自己ベストを出した池江璃花子選手が前半50mをトップで折り返します。

後半は、レース最終盤で、高校2年生の平井瑞希選手が抜き、56秒91で大会制覇。パリの切符をつかみます。2着の池江選手は57秒30で、3位の松本信歩選手とは100分の1秒差。派遣標準記録(57秒34)を突破し2位までに入る条件を満たし、五輪代表をつかみました。

男子の松下選手、女子の平井選手が初めて五輪代表。池江璃花子選手は、前回の東京大会はリレーのみの出場でしたが、2大会ぶりとなる個人での出場権をつかみました。