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【競泳】深沢大和が「引退と思ってやっている」大会新記録で優勝 選考会でパリ五輪代表権獲得へ

2024年2月19日 6:48
【競泳】深沢大和が「引退と思ってやっている」大会新記録で優勝 選考会でパリ五輪代表権獲得へ
深沢大和選手
競泳・第39回KONAMIオープン水泳競技大会 男子100m平泳ぎ決勝(18日、東京アクアティクスセンター)

男子100m平泳ぎの決勝が18日に行われ、23年まで東急東横線の駅員をしていた深沢大和選手が、59秒53の大会新記録で優勝しました。

17日に行われた200m平泳ぎでも、今年の世界選手権金メダルのタイム(2分07秒94)を上回る、2分07秒07という記録で、優勝していた深沢選手。

2日連続2種目での優勝となりました。

レース後、深沢選手は「ベストタイムで優勝することができたのは、パリ五輪選考会を前にすごく自信になりました。国内の選手には負けない自信をもって後半泳げるようになった。欲を言えば59秒26の派遣標準記録を切りたかったんですけど、それはまた来月にお預けという感じ」とパリ五輪代表権獲得を貪欲に語ります。

そこには「平泳ぎは北島康介さんをはじめ、先輩たちが歴史を作ってくれているので、必ずメダルを取りたい」という決意がありました。

3月の代表選考会に向け「『パリ五輪に行けなかったら選考会で引退』と思ってやっているので、泣いても笑っても、水泳人生があと1か月だと思えばきつい練習もできます」と元気に語りました。