パリ五輪に向けて全日本代表合宿を行っている柔道代表選手たち。3日の練習後に、阿部詩選手が取材に答えました。

阿部選手は、前回の東京五輪がオリンピック初出場。2回目のオリンピックとなるパリ五輪に関し、東京五輪との違いを聞かれると「コロナ禍だったこともあり、（東京五輪は）私が想像していたオリンピックではなかった」とし、「パリでは有観客であり、本当に皆さんが注目する柔道競技だと思うので、その中で金メダルを取りに行くのは難しいと思うんですけど、絶対に自分の力で取りにいきたい」と答えました。

先日、五輪会場となるパリに行った阿部詩選手。「スーパーに入ってもオリンピックのマークがあったり、旗があった」とパリではすでにオリンピックムードが漂っていたと言います。「会場を見たときに『ここで試合して優勝してエッフェル塔を眺めたい』と思った」とやる気を新たにしたことを明かします。またパリで過ごした中で思い描いたビジョンを聞かれると「（兄と）2人でエッフェル塔の前で金メダルを掲げて写真を撮りたい」と、東京五輪で兄妹で金メダルを獲得した兄・阿部一二三選手と共に五輪連覇することへの思いを語りました。